2013年7月3日水曜日

【秩父鉄道1000系撮影記事】1001編成スカイブルー俳句展示列車最終日の活躍を撮る

パレオ通過後に有名撮影地を独り占めしてゲット!

■スカイブルー「俳句展示列車」を撮った
2013年6月30日日曜日で秩父鉄道C58363の「後藤工場タイプデフ+形式なしナンバープレート掲示」が終了した。そしてこの日にあわせて終了したのが、1000系1001編成スカイブルーの俳句展示列車だ。いずれも梅雨時期のファン誘致の仕掛けだろうし、もうすぐ梅雨も終わって夏休みになれば沿線には観光客がやって来るよ……と思っていたら、夏休みにすごい列車を走らせる仕掛けとして、スカイブルーの1001編成とオレンジバーミリオンIIの1003編成をあわせて6両編成で夏休み中に2回走らせるという発表が秩父鉄道からあった。スカイブルー+オレンジバーミリオンの6両編成とは、かつての東武東上線からやって来た「みつみね」号や「ながとろ」号みたいな長さではないですか。


と、あいかわらずたとえが古い(苦笑)。国鉄型車両の混色編成といえば国鉄時代の大規模なダイヤ改正後を思い出させる。私が子どものころに見ていたのは、赤羽線(当時)のATC化にともなう「103系先頭ATC車ウグイス+中間非冷房カナリアイエロー」編成だろうか。「非冷房ATC車」がなく、中間にまで新製冷房車を用意する予算を投じたくなかったらしい当時の国鉄のおかげで、赤羽線利用者は堪え難きを耐え忍び難きを忍んでずっと非冷房車に乗っていたのですよ。先頭の冷房搭載車の冷房も動かしてくれなかった気がする。

話がそれた。ほかにも南武線でオレンジバーミリオンとカナリアイエローの混ざった編成や、常磐線、京葉線の103系の混色もあった。そもそも、いろいろな色が混ざっているほうが「国鉄型」らしいのかもしれない。

最終日に影森入庫を撮ることができた。影森滞在時間10分弱

■パレオ通過後に撮影地をひとりじめ!
さて、1001編成俳句展示列車最終日の話に戻る。この日も俳句展示列車としてダイヤが公開されていたし、下車駅にも手書きで運用がありがたくも掲示されていたので、私としてはC58同様に準備万端の気持ちでいたのだ。運用が決まっているぶん撮りやすいなあ、と。この日、C58を狙って集まった同業者はこの場所周辺で20人くらいか。いつぞやよりもあいさつが返って来たので気落ちせずにいたのだけど、パレオ通過後にみんながいっせいにいなくなったから驚いたのなんの。すぐ隣にいたひとに思わず尋ねてしまった。「スカイブルーは撮らないんですか」なんて。

結局、パレオ通過後にやって来た1001編成をこの場所で撮ったのは私ひとり。ひとりじめできたのはありがたくはあるけれどね。

■「乗り」もきっちり楽しんでから
その後、行田市内で所用をすませて日没を待ち、1001編成の20時過ぎの熊谷出庫を待ち、熊谷から下り影森行きに充当された列車に乗り込んだ。ただ撮るだけではなく、乗りも楽しもうという魂胆だ。夜の秩父路に響くMT46モーターの音とDT21台車の揺れ、渡り板のはねる音を楽しみつつ、影森に到着した電車を速攻で撮った。

というのも、10分くらいでやって来る上りに乗らないとおうちに帰れなくなる時間だったのだ。暗くてファインダー四隅が見えないから焦った。でも、ホームの明かりに浮かび上がる1001編成はとてもカッコよかったから、行って正解だった。このアイデアをくれたあまのじゃくさん、ありがとうございます。勝手にいただきました!