2008年11月19日水曜日

【八トタ115系M40編成快速「むさしの」号2008年11月】「国鉄色を撮りに」(その3)




【はじめに】
本エントリーは旧ブログにて掲載していた、2008年11月19日付記事をもとに、加筆訂正したものです。筆者自身が国鉄型の車両を見たくなったので、記事を復活させます。でも、そろそろリバイバル記事もおしまいにするので、ご安心あれ。しなの鉄道169系も豊田車両センター(JR電略記号「八トタ」)所属115系も記憶のかなたに消えてしまいましたね。マドレーヌを紅茶に浸して食べながらお読みくださいませ。

【前回までのあらすじ】
出張帰りにしなの鉄道に立ち寄り、出戻りしみじみ鉄活動として復活湘南色の169系S52編成を撮影した「私」。二日酔いでへろへろしながら、まあなんとか撮ったところで、169系は戸倉入庫。日も沈んだところだし、「私」も上田まで行き、新幹線でワープしながら帰宅を目指す。

戸倉で入庫した169系S52編成を観察し、通過する貨物列車を見ながら、二日酔いと久しぶりの撮影でくたびれてしまった私は、もうすっかり「おうちに帰りたい」モードだ。

けれど今日楽しかったのは、電車を写したことだけではなくて、電車にたくさん乗れたこと。地方のローカル線の撮影では旅程によってはしかたがないことが多いけれど、できたら、その路線にのってみたいと自分は思う。

自分の好きな路線ならなおのこと、切符を買って乗ったほうが、その路線の収益向上にほんのわずかであっても貢献できるじゃないか。写真を撮るだけではその路線の収益になんら貢献しないし。

戸倉に止まっている急行電車を見ながら上り電車に乗って上田まで行き、新幹線に乗る。昨日は宴会のあとで痛飲したのでさすがに眠い。大宮まで新幹線でうとうとして埼京線に乗り、武蔵野線経由で帰ろうとしたら……。

「お乗換えのご案内です……ホリデー快速「むさしの」号は18時22分発です」


2008年11月18日火曜日

【しなの鉄道2008年11月】「国鉄色を撮りに」(その2)

【はじめに】
本エントリーは旧ブログにて掲載していた、2008年11月18日付記事をもとに、加筆訂正したものです。筆者自身が国鉄型の車両を見たくなったので、記事を復活させます。記事のネタ切れなんだろ? ぶっちゃけ? と思われるかもしれませんが、そんなことはあ、ござんせんよ。リバイバルカラー電車について書いたリバイバル記事を続けます。

【前回までのあらすじ】
貧しいサラリーマン編集者である「私」は、「俺の非凡人たるゆえんは自己増大するロゴスだ」「人類はパンのために喜んで奴隷になるではないか」と、どこかで読んだことのあるような理論を駆使することなく、金貸しの老婆、じゃなくてしなの鉄道169系電車を撮りに出張翌日にやってくる。出戻りにわか鉄である「私」はだが、なんども絶好の撮影チャンスを活かせないまま。失意のあまり崩れ落ちるも「んじゃま、好きな写真を撮ればよくね」などと、持ち前の立ち直りの早さを見せる……。なんの話かわからないか。



千曲川橋梁では周囲の秋らしさを写真に収められず残念な思いをした。でも、思えばもともと季節感などを画面内に入れることよりも、車両のフォルムを活かすような写真に興味があるのだ。とはいえ、いまひとつ不完全燃焼だが、国道沿いを同じ道を戻るのもつまらない。篠ノ井まで歩くことにした。

2008年11月17日月曜日

【しなの鉄道2008年11月】「国鉄色を撮りに」(その1)

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背景には新幹線の高架とアパート。こういう絵がほしかったわけではないのに

【はじめに】
本エントリーは旧ブログにて掲載していた、2008年11月17日付記事をもとに、加筆訂正したものです。筆者自身が国鉄型の車両を見たくなったので、記事を復活させます。いまはむかし……あれはまだ私が某編集部でヒラ編集部員としてひいこら言っていた頃だから……もう7年も前のことになる。時の流れのあまりの速さに驚くことしきりだ。認めたくないものだな……。そして、当時つけた記事タイトルにもちょっぴり驚く。新美南吉の絵本『手袋を買いに』のパロディになっているから。坊やだからさ。

さる週末に長野方面で「国鉄色急行型電車」を撮ってきた。金曜日は塩尻方面に出張にきて、諏訪に泊まった。とある有名企業の時計工場を見学させてもらい、会合に参加した。そして、明けた土曜日は現地解散で、お仕事はお休みだ。参加した皆さん方は、諏訪湖に観光に行くという。私自身は以前からたくらんでいたとおり、松本・篠ノ井経由で長野方面へ向かうことにした。狙うは、しなの鉄道の国鉄色急行型電車169系S52編成! 前日の工場見学や会合ではいっさい不要な望遠ズームレンズを持ってきているあたりが確信犯だ。

2008年10月12日日曜日

フレクサレットの魅力

ようやく現像したポジをスキャンすることができた。やはりすばらしい。フレクサレットはよく写る!

Flexaret VI・Berar 3.5/80・F11 1/125・Ektachrome E100G

2008年9月23日火曜日

Flexaret VIのスクリーン交換のこと


注意:ブロニカSQ-Ai用スクリーンでは小さくて合いません

■祝杯なり
 数年来の懸案が解決してじつにうれしい。手元にチェコ・メオプタ製の二眼レフFlexaret VIというカメラがある。デザインに一目惚れしたパートナー氏に頼まれて、私がebayで2004年頃に落札したものだ。

 いまさら私が言うまでもないが、このFlexaretのベラーレンズの写りはほんとうにすばらしい。カラーポジを入れて撮影すると、彩度を強調するフィルムとうまく合えば現代的な発色をする。モノクロでもなんともいえない立体感のある描写だ。予備も含めて複数手に入れたが、手に入れた個体はいずれも、ebayで中古で購入したカメラなのに、動作も精密感にあふれていた。古いカメラ、とくに旧東側製品によくある酷使されて放置されたためのがたつきの多い嫌な印象がない。それでいて、安価に買える。すばらしいカメラだ。カメラ初心者にいきなり勧めることはできないけれど。

■Flexaretの問題点
 とはいえ、問題がまったくないわけではない。それは、経年変化によりレンズのコーティングが傷んでいるものがあること。なかには、レンズが曇っているものもあるだろう。そして、ファインダースクリーンが汚れて暗いこと。レンズのコーティングは直せないけれど、汚れは拭きたい。ところが、このファインダースクリーンやミラーを清掃するためには、テイクレンズを内部から分解して、かなり大きな作業をしないといけないと思われていたのだ。

 ところが、入手した個体はいずれもいまのところシャッターの調子は悪くない。だから、シャッター部分のあるテイクレンズはいじりたくない。そう思って数年もカメラを眠らせていた。

貼り皮を破かないようにそっと注意して

■ファインダー部分の分解は貼り革下のネジからアクセス可能
 それが、ようやく今日になって海外サイト(Flickr)で「スクリーンとミラーの外し方」を知ることができた。たんに前面にある貼り皮をそっと外せば、ファインダー部分にアクセスできたというわけだ。それを試してみたら予想以上に簡単にスクリーンの交換をすることができたのだ。ああ、うれしい。

 交換に用いたスクリーンは6×6用では小さかった。そこで、ストックしてあったマミヤRB67のものを切り出してみた。厚みもちょうどいいので採用。写真ではブロニカのスクリーンの箱が写っているがブロニカでは厚みがあるのと小さくていまひとつだ。拙宅にはKiev-6SやSaliut-S(Kiev-88)用のスクリーンを各種ストックしてあったけれど、6×6用のスクリーンでは残念ながら合わなくて、67用のあまり厚くないスクリーンを、もともとのスクリーンの大きさに合わせて切るほかない。

 同時にミラーも外して流しで中性洗剤でゆすいだ。ファインダーのどうしようもない暗さはこれで解決した。ビューレンズの内側の曇りにもあったので、ついでに掃除を行った。逆光でにじむのは「そういうものだ」と思って楽しんでいる。

 もちろん、このあたりの作業は慣れないひとにはまったくお勧めできないので、あくまでもご参考までに。工具のない方などは無理をせず、費用をかけてカメラ修理店に依頼してください。これら旧社会主義時代に作られたカメラも貴重な文化財なのです。

 ああ、ほんとうにうれしい。スクリーンを交換してピント合わせをしやすくしたかったんだ。これで使えるカメラにようやくなったぞ!

 こうして、入手した個体を2台ともマミヤRB67のスクリーンにして使い勝手が向上した。マミヤのスクリーンはもちろん大きいので、100円ショップで買った800円商品のルーターと150番の耐水ペーパーで削った。


■関連記事
フレクサレットの魅力(2008年10月12日)

2008年9月15日月曜日

【秩父鉄道PETIT撮影記事】「ゆめを叶えた」こと

「ゆめを叶える」とは大げさな言い草だ。だが、よく考えてみると長年願ってきたことをしたわけで、やっぱり「ゆめが叶った」わけか。少年時代、ニコンF2を使ってみたかった。

不思議なもので、私の少年時代はすでにF3の時代。周囲にF2を持っていた人物も特にいない。なのにどういうわけか、憧れていたのはF3ではない。きっと、現役で使えるのに見た目がクラシックなそんなところに惹かれていたのだろう。

2008年7月17日木曜日

【ロシアこぼれ話】お高まりなさいますな


動詞「高まる」の活用:高まる、高まります…… お高まってなさいませ 


 「お高まってなさいませ」!?

先日のベルリッツのロシア語版日本語動詞活用の小冊子の続きだ。試しに動詞「高まる」の活用のページを見てみよう。


日本語の「高まる」の意味は 「大きくなる、育つ、より大きな音になる」とある。 


高まる

高まります
高まろう
高まるだろう

ふむふむ。


高まりましょう


いや、藪から棒にそう言われてもアナタ!



2008年7月16日水曜日

【ロシアこぼれ話】試験管に笑われた


パートナーがロシアへ一人旅に出かけて帰ってきた。いろいろあったようだが笑顔で安心した。

そんなパートナーが、ロシア旅行の土産に日本語動詞活用の小冊子をくれた。ベルリッツがロシアで出しているという。 それを見ていたらおもしろくてたまらなくなった。 例えば、「れる、られる」の文法解説ページ。

動詞1のタイプ、語幹部分+「れる」語尾
動詞2のタイプ、語幹部分+「られる」語尾

と、解説は正しいし、例文もこなれている。ただ、例文のチョイスがおもしろいんだ。 以下、赤瀬川原平の「新解さんの謎」みたいにつっこみつつご紹介していこう。

2008年1月30日水曜日

【西武101系撮影記事】「出戻り鉄」始動! 西武多摩湖線101系低運転台車を撮る(後編)

国分寺から乗ってきた電車を途中で下車してお見送り
昨夜は会社の帰りにももう一度国分寺から西武多摩湖線に乗ってみた。 もちろん、引退直前の101系低運転台車に乗り、撮るためだ。朝晩に二回撮りに行くなんてかなりの重篤だ。
萩山から戻ってきたところを駅構内の明かりで撮る
こうして念入りに仕事もすればいいのに、俺。まぁいいか。

【西武101系撮影記事】「出戻り鉄」始動! 西武多摩湖線101系低運転台車を撮る(前編)

出戻り鉄本格始動の被写体は西武101系!
週末に家族と秩父へ観光に出かけようと西武鉄道のWebサイトを開いた。そこでびっくりしたいは、「多摩湖線101系低運転台車ラストラン」という文字! ああ、もうそんな時が来たのか! 

西武101系は私にとって、少年時代に鉄道趣味を始めるきっかけとなった大好きな電車なのだ。初めてグリーンマックスのNゲージのプラキットを作ったのは、この電車がキットでしか存在しなかったから。そのときの私は、プラモデルを作ったことさえなかったのだ。そんな、自分の趣味のきっかけとなる電車が多摩川線をのぞいて引退してしまうのであれば、やはり撮っておきたい。