2010年11月27日土曜日

【秩父鉄道7000系撮影記事】走れヘンテコ顔! 7002編成今日も大活躍

青空のもと、坂を上ってやって来たのはヘンテコ顔!

■7000系列走りまくり
秩父鉄道に来るたびに実感するのは、7000系列電車の重点的な投入ぶり。現在運用中の3編成のうち2本ないしは3本がガンガン走るのを見かける。一日いたら何往復も三峰口と羽生を行き来する姿を目にするはずだ。これはほんとうに次世代の主役電車に乗務員への慣らしをしているな……。

2010年11月22日月曜日

【秩父鉄道1000系撮影記事】響けMT46! 秩父谷を1000系快走す

この駅の雰囲気が好きだ
■父よ、あなたはまちがっている

「101系はいい音だなあ」

武甲山の麓の駅を出て勾配を駆け登る三峰口行きの京浜東北線色の1000系電車に乗り込み、カーブで揺られて電車のモーターのうなりに耳を傾けながら、つい私はつぶやいた。

すると、隣駅手前のカーブを曲がる前にある三輪線とかつての武甲線の分岐点を一心不乱に眺めていた子どもが耳ざとく聞きつけて、大人なのに変なことを言うなあという顔で言った。

「ひゃくいちけいじゃないよ」

あ、そうだよね。でも秩父鉄道1000系は、むかあしむかし「国鉄101系」っていったんだよ。私が子どものころは国鉄鶴見線や南武線、武蔵野線を走っていたのさ。 

そういうと子どもはなるほど、という顔をした。ああ、子どもにまた余計なことを教えちまった……。

2010年11月18日木曜日

【東武東上線帰宅途上鉄】8111編成に乗る

写真は別の日に遭遇した8111編成

■コートの季節に起きた出会い
今年も冬物のコートが必要な時期になった。秋も終わりつつあり冬が顔を覗かせている。枯れ葉をさくさくと踏み鳴らしながら雑木林を歩くのは、こうして秋の終わりだとなんだか楽しい気持ちになる。

今年はなかなか寒くならなかったから横着をしてしまい、ようやく冬物のスーツに袖を通したばかりで油断をしていたら、冬にいつも気に入って着ていたコートが傷んでいるのに気づいた。しかたなく会社帰りに池袋の東武百貨店に行った。

その帰り、ぼんやり一階に降りて東上線ホームに目をやった。東上線に唯一残る8000系原型顔の8111編成がいたりして。ははは、まさかね。

止まっている8000系にはこう数字が打たれていた。

8111

はちいち……11? 

ほらー。ほんとうに原型顔編成だ! こういうときの勘はたいてい当たるんだよ。

2010年11月3日水曜日

【しなの鉄道2010年11月】169系S52編成復活湘南色編成撮影記(その3)


【前回のあらすじ】
夜行バスで秋のしなの鉄道撮影に来た「私」は、雨の日の夜明けの暗さと寒さ、そして空腹と戦いつつ、坂城付近のトンネル出入り口で当初の予定通りに169系S52編成復活湘南色編成を撮る。自らのおごりによって影を解き放った「私」は、「まことの名」を知るものは力と影を知らねばならないという苦い思いをかみ締めつつ、次の旅へ向かう……って、途中でなにかまちがえた気がする。

■午後もやってやんよおらおらおら!
少年と出会って元気を出したので、午後もがんばろう! と思い、まずは飯だわ飯おでになんか食わせろ食わせろ最寄の繁華街は上田か! と、上り列車に乗り込んで体を温めた。しかるのちに上田でマクドナルドでなにやら摂取しながら移動し、駅間で撮ろうとして下車した御代田では再び大雨に見舞われるなど、わりと午後は……というより「午後も」ダメな感じだった。だから大きく端折る。不幸日記なんて痛いだろ。「撮影がうまくいったぜドヤア日記」ばかり読まされるのもあれだろうけど。

2010年11月2日火曜日

【しなの鉄道2010年11月】169系S52編成復活湘南色編成撮影記(その2)




【前回のあらすじ】
珍しく夜行バスで秋のしなの鉄道撮影に来た「私」は、雨の日の夜明けの暗さと寒さ、そして空腹と坂城駅構内の石油の匂いにめげそうになりつつも、復活湘南色塗装のしなの鉄道169系S52編成快速「しなのサンライズ」号を撮ったものの。朝一番の撮影ですっかり気が抜けた。緊張感なくとぼとぼ歩いて上り列車を撮った場所へ戻り、念のため三脚を設置してから駅へ雨宿りに行く……。アルベルチーヌ! アルベルチーヌ! よけいな文字が見えたとしたら、それは気のせいです。

■本命の列車を撮ったらぐったりしちゃった
坂城駅の窓口が開く時間になったので委託の駅員さんから湘南色塗装復活記念フリー切符を買い、しばらく待合室でぼんやりする。そこをブルーサンダー牽引西上田行き貨物列車が通過して行った。もう撮ろうとか、しまったとか思う気力もない。ははは。なにしろ雨に濡れて風に吹かれながらねらいたかった列車を2本撮り、しかもまだ朝ごはんを食べていないのだ。おまけに、ヘッドマークのない「素」の169系湘南色の快速を撮ってしまったのだから、目的はほぼ達成したようなもの。

2010年11月1日月曜日

【しなの鉄道2010年11月】169系S52編成復活湘南色編成撮影記(その1)


■しなの鉄道始発列車にて
長野からしなの鉄道の始発列車に揺られる。窓の外はまだ暗い。そして、戸倉に列車が到着したところで目を凝らすと、まだ夜が明けきらない駅構内で、車内灯をこうこうと灯して169系S52編成が出発準備をしていたのが見えた。S52編成は他の編成と切り離されてホームの上り方面側にいる。これはもう今日の「しなのサンライズ」号はS52編成だということはまちがいあるまい。

2010年9月29日水曜日

【上信電鉄撮影記事】「ひとは誰でもしあわせさがす旅人のようなもの」上信電鉄999を撮る

赤と青がどちらも青空に映える

■3000人以上の集客があった「上信電鉄鉄道感謝フェスタ」
高崎駅そばの上信電鉄本社で行われた上信電鉄鉄道感謝フェスタは、朝日新聞や毎日新聞、地元紙が報じたところによると入場者数3000人を数えたという。

♪夢が散らばる 無限の宇宙さ

デキ1型がイベントの主役だったからな。各紙でデキは来年に復活運転させると出ていたので、来年もまた楽しみだ。

2010年9月27日月曜日

【上信電鉄撮影記事】999号&デハ205牽引混合列車が走る!


■高崎のアツい日
方の寒さはどこへ行ったのかという暑さ。いや、日曜日の高崎の昼はむしろ「熱かった」と言うべきか。

上信電鉄のイベント「鉄道感謝フェア」へ出かけてきた。いつもいつも気になっていたのになかなか行けないでいたのが上信電鉄だ。行けない理由はただひとつ、我が家から見ると寄居や熊谷の向こう側だから。そう、上信に行くなら秩父鉄道へ行きたくなるのですよねー、私。

でも、今回は違う。というのは秩父へ寄りながら上信電鉄も目指すという欲張りな撮影を行ったから。その成果はあったというべきか。詳細はこれから数日間に分けて書いて行こう。でも、今日驚いたのはなんと電車(デハ205)が貨車を牽引する客貨混合列車!

2010年9月14日火曜日

【つくばエクスプレス乗り鉄記事】子連れ鉄、コスモ星丸に会う

(私)「速いね!」
(我が子)「いまなにえき?」 
(運転士)「流山パーク、通ぅう過!」
(私)「流山セントラルパークだって。わ、120km/h越えたよ」
(我が子)「ながれやまぱーく、つうーか!」 

我が子と筑波まで出かけてきた。なんでも、我が子は中井精也さんと山崎友也のさんの『ぜんぶわかる東京の電車ものしり図鑑』を見ていて、つくばエクスプレス(以下、TXと略)乗りたくなったのだそうだ。 考えたら私も、TXは流山セントラルパークより上り方向にしか乗ったことがないから興味がある。そこで、我が子の思いつきに乗ることにした。

2010年8月19日木曜日

【上信電鉄2010年8月PETIT撮影記 その2】西武451系、デキとともに眠る



■F2にモノクロフィルムをつめて高崎へ
「あそこにあるピンク色の錆びている電車は、古い西武線の電車で、黒い電気機関車はデキ1と3だよ。デキの後ろにも機関車がいるね」

早く電車に乗りたがっている我が家のチビッコに説明する私。チビッコは大宮から高崎までの新幹線の満員のデッキで私に抱かれているうちに眠ってしまい、いまじつに不機嫌な寝起きだ。

【多摩地区昭和の電車巡り】なつかしの京王「帝都」電鉄


■京王競馬場線に行った
踏切は鳴り始めてほどなくして音量が変わるタイプ。遮断機が下りてしばらくすると、「特急新宿行き」が猛スピードで目の前を通過する。今日も暑い。そして、踏切が開くのかなと思っていたらまだ警報機は小さめの音で鳴り続ける。そこへ、ゆっくりゆっくり急カーブを曲がってやって来たのは京王競馬場線の6000系6416編成リバイバルカラー車だ。初めての訪問でいきなり出会えるとは幸運だ。

2010年8月18日水曜日

【上信電鉄2010年8月PETIT撮影記 その1】初訪問で999ゲット!



■上信電鉄高崎検車区にて
の色褪せた車体はまさしく元西武451系電車。奥には元西武新101系電車がいる。広告ラッピングのオリジナル電車となかよく並んでいる。あの奥には貴重な凸型電気機関車デキ1号と3号がいる。

2010年7月7日水曜日

【秩父鉄道7000系撮影記事】秩父の新主役7000系、本日も鋭意活躍中

ハニワッティも秩父のほうがハンサムじゃね
 
■秩鉄の「新型」がウケている
うちのチビをはじめ、おそらく沿線のみなさんに愛されている秩父鉄道の「新型」7000系電車。昨年春の運用入り直後に波久礼駅で私が乗っていた1000系電車1005編成だったと交換したときには、帰宅途上の女子高生どもが「あ! 新型じゃああん!」と騒いでいっせいに携帯電話で「写メ」を撮っていたし、うちのチビは「ななせんけいとななせんごひゃく」をクレヨンで描いては「のりたいなあ」とため息をつき、電動機が同じ性能の西武2000系に乗るたびに「ちちぶてつどうのななせんけいとおなじおと」と思い出す。また乗りに行こうぜ。

2010年5月4日火曜日

【JR久留里線PETIT撮影記】国鉄色キハ30、原付に負けながらも活躍す!

木更津では目の前に「国鉄ワールド」が広がっていた

■国鉄気動車色のキハ30に乗ってきた
「赤い電車は羽田からぼくらを乗せてひとっ飛び」(くるり『赤い電車』)というふうに軽やかにはいかないけれど、小さな山の裾野にある小さな小さな城下町の久留里駅に朱色とクリーム色の塗りわけのディーゼルカーがゆっくりやって来た。ここで上り列車とタブレットを交換する。そんなシーンを見て、来てよかったと思った。

2010年2月16日火曜日

【国鉄型489系電車なつかし記事】489系電車PETITお名残乗車記:ホームライナー古河3号・鴻巣3号を撮る(2010年2月) 続編


■こんどは上野に行く
谷ホームから急行『能登』を撮ろうとして、京浜東北線の電車に被られてから数日後。私は上野駅にいた。鶯谷で被られるなら、上野のほうが停車時間があるぶん確実だ。

2010年2月15日月曜日

【国鉄型489系電車なつかし記事】489系電車PETITお名残乗車記:ホームライナー古河3号・鴻巣3号を撮る(2010年2月)



■残業続きで忙しくしていたなかで
社帰りに時間を作って何回か夜の上野駅に行った。というのも、2010年3月13日のJRダイヤ改正で上野と金沢を結ぶ急行『能登』の489系電車が引退することが発表されていたからだ。当時の急行『能登』には運転室部分がボンネットになっているこだま型の交直流区間対応特急電車として、信越本線横川~軽井沢間を協調運転で通過できる最終タイプとして、奇跡的にJR西日本金沢総合車両センター(国鉄時代は金沢運転所)に残されていた懐かしいデザインに赤とクリーム塗装の国鉄時代の特急型電車が充当されていた。

2010年1月5日火曜日

【流鉄流山線2010年1月】流鉄訪問記―昭和の雰囲気を楽しみながら―


■流鉄流山線に乗った話
三が日の終りに流鉄流山線に行った。昼過ぎまではよく晴れていたのに、武蔵野線に揺られて新松戸駅で降りたころには、暗い曇り空が広がっていた。

JR常磐線・武蔵野線の新松戸駅を降りて武蔵野線の高架下を進み、高架下のファストフード店の横の道を入った突き当たりに、小さな踏み切りがある。踏切のある線路は単線で、あたかも貨物の引き込み線のような雰囲気だ。