2014年1月2日木曜日

【秩父鉄道7800系撮影記事】走れ秩父7802編成


■ナナハチセカンド補足
東急テクノシステムから秩父鉄道熊谷工場(広瀬川原車両基地)に搬入されたものの、なかなか姿を見ることがかなわなかった7800系第二編成だ。先日、私もその姿をようやくこの目で見ることができた。

ご存じの通り、7800系(以下、ナナハチと略)は第1編成が2013年3月より運用入りしていたものの、1編成しかないのにわりと「神出鬼没」な存在で、さまざまな場所で不意に現れる印象があった。基本的には影森〜三峰口に用いられるようで、平日夕方に三峰口で寝ている姿を目撃したこともある。

けれど上り方面から現れたこともあり、また、日曜日も午前中を過ぎると羽生方面へ走る電車に充てられているようだから、その姿を捕まえるのはけっこう難しかった。

それが、いつもお世話になっているおっとっとさんの記事にもあるように、2編成にもなれば捕まえる機会も増えたということになる。いやあ、私はどうも前パンの2両編成になんだか萌えてしまうのですよ。うまく説明できないツボなのね。種車が同じでも7500系より好きだな(7500系は第1編成と第4編成の前照灯が低い位置にある編成は好き。愛嬌があるもの)


■大昔は4両編成でも大混雑していたのですって
もっとも、かつてはラッシュアワーには4連でも「すごい混雑だった」(*影森駅前で立ち話をした沿線在住ン十年のおばちゃん談)のが、時間帯を選べば2連でも十分済んでしまう輸送量になってしまったというのはやはり由々しき事態ではあるけど。

あ、1000系電車が1980年代終わりから1990年代はじめにかけて、3両固定編成で登場したときだって驚きだったなどいうことは、アラフォー以上の昔からの秩父党ではないと通じないな。それまで、普通列車は2両固定編成を2本組み合わせた4両編成だったのだから。まあ、新年早々そんな話はともかく。今後の活躍を期待したいものだ。

*「影森駅前で立ち話をした沿線在住ン十年のおばちゃん」:いつだったか、影森駅前で立ち話をしたおばちゃんは「私も昔は電車で通勤したけど、4両編成でも満員だったもの。やっぱりセメントとか産業はないと誰が総理大臣になっても秩父は景気がよくならないわね。秩父で土地を買うなら、影森より上り方面じゃないとダメよ。旧荒川村の人たちとかたいへんだと思うわ」とぞのたもう。いやー、お説ごもっとも。でもきっと、かつてのセメントマネーは膨大だっただろうことは想像がつくけど、第一次産業だけに依存する地域づくりはもうダメなのですよ、おばちゃん。などと、出先でおばちゃんとしばしば話が盛り上がってしまう。それにしても土地なんて買えねえでげすよオラ。

【撮影データ】
Nikon D7000/AI Nikkor 50mm F1.8S/RAW