2014年1月7日火曜日

【ニコンカメラ話】Nikon D2Xいまだ現役

この冬は久しぶりに「本務機」であるNikon D2Xを使っている。2005年の12月末に入手して以来使い続けた、もう数世代前のデジタル一眼レフだ。

パソコンは2年で一世代更新するので、いまやその周辺機器のひとつであるデジタルカメラもそれに歩調を合わせて2年ごとにモデルチェンジしていく。各社の一桁の数を銘するフラッグシップ機は4年でモデルチェンジすると言っていい。実に困ったことだと思うけれど、それは仕方がない。

D2Xを例にとれば、約1,240万画素という画素数はいまやエントリー機以下だし、約5コマ/秒という連続撮影速度もミドルクラス以下だ。背面液晶のサイズは割と大きめだけど、約23万ドットと約92万ドットから約100万ドット以上が主流のいまとなっては、視認性はまったくよくない(ピントが合っているのか拡大再生しても周囲が明るいとわからない。しかも、液晶保護ガラス内部に汚れがある)。もちろんライブビュー機能もない。AF測距点の数も11点しかない。デジタル部に至っては、ダイナミックレンジの狭さ(ディープシャドーへのつながりがいまひとつで、急激にディープシャドーへ落ち込んでしまう)や感度の低さ(ISO400以上はあまり用いたくない。ISO640を越えると緊急用だ)など、いまやエントリー機のほうが後処理をせずに撮りっぱなしでもすむ絵を吐き出すだろう(もっとも、業務用途では当時もいまでも撮りっぱなしということはありえないのだが)。オートホワイトバランスも当時は優れていると評されていたけど、いまとなっては古くさい。
日中の明るい場所では背面液晶はほぼ見えませぬ


操作やグリップのしやすさはいまでもバッチリ

上面の液晶も大きいし
ただ、フラッグシップ機はありがたいことに、カメラ部の作りのよさがその後のミドルクラス機に劣らない。そして、カタログスペックに現れないよさがある。ファインダー倍率約0.86倍はかろうじてマニュアルフォーカスを使えるので視認性は悪くない。AFも現行ミドルクラス以上の食いつきと正確さを誇る。グリップもしやすく望遠レンズと組み合わせたときのバランスもいい。そのことと、シャッターバランサーの機能やボディ全体の剛性の高さから、実にブレにくいカメラに仕上がっていることは見逃せない。これは、ミドルクラスのD7000を使うようになってつくづくわかったところ。
このレンズも何度もメンテナンス済み
世の中にはブレにくいカメラとブレやすいカメラというものがある。先日、話題のカメラのことをあれこれ書いたけど、あれも失望したのははっきりいえばブレやすいカメラだったからだ。ブレやすいカメラで写真を撮るのはよけいなテクニックを必要とする。手ブレ補正があればいい、というわけにもいかない。フラッグシップ機でなくともブレにくいしっかりしたカメラがもっと増えればいいのに。
古いレンズだけどけっこうイケるんだぜ
だから、いまさらながらD2Xがこうして再び手放せなくなってしまったというわけ。慣れ親しんだせいもあるけど、確実に決まるし、ビシッと決まるといい絵を出すのだもの。D7000のほうは万能なカメラだけど、悪条件での撮影では少し心配になる。ほんとうにちゃんとピントは合っていたのか*、ブレていないか、などと写真術で基礎的な部分に注意を要求されるのはけっこう気持ち的には堪えるのだ。輝度差が大きい撮影や高感度では助けられているし、短めのレンズ使うにはいいのだが。

そういうわけで、望遠レンズを使う場合や画面内に高輝度すぎるハイエストライトが存在しない場合(つまり太陽を直接画面内に入れない場合)には、やっぱりD2Xだ。夜な夜なパソコンの前でRAW現像に悩むことになるけどね。趣味の写真にはもちろん、扱いが小さく納品点数が少ない業務用途ならばまあいいのさ。でも、どなたかが私めにD4と70〜200ミリVRIIをくださるなら、よろこんで代替いたしますよ。メンテナンスを考えるとD2Xをいつまでも使い続けるわけにはいかないので(苦笑)。

*1:D7000のAFに限らないけど、もしかしたら1,200万画素を越えると位相差AFの精度ではもうあやしいのかも。私は光学ファインダーが好きだけど、1,600万画素あたりからいろいろな機種でAFがうんぬん、と言われているし。一眼レフのライブビューのコントラストAFがもう少し使いやすくなれば。

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そのほか、「D2Xラベル」をクリックしていただければ、D2Xで撮影した写真のある記事をご覧いただけます。

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