2014年12月8日月曜日

【秩父鉄道6000系6003編成急行リバイバル撮影記事】久しぶりの秩父で狙うのは、やっぱり急行リバイバル!



カタン! カタン! カタン! カタン!

少し前に線路がきしむ音が聞こえた。ほどなくして、列車が近づいてくる音が少しずつ響いてくる。ここは直線だが、数百メートル先にあるカーブを曲がって列車はやってくる。木立の向こうにヘッドライトが見えた。来た。秩父鉄道6000系6003編成急行リバイバルカラー編成が充当された急行「秩父路」3号だ。


今日は久しぶりに、駅間の遠い有名撮影地にいた。友人が車を出してくれるというので、それに甘えた。せっかくだから、車での移動がしやすく、鉄道利用では行きにくい場所で撮ってみたというわけだ。もっとも、今日もまたいつもの秩父鉄道訪問と同様に、完全な趣味の撮影ではなく、いくつかの課題を果たすために撮影で、まずはSLパレオエクスプレス5001列車を迎え撃つためにこの場所にいた。

数週間ぶりの秩父地方はすっかり冬の装いになっていて、もう山々も枯れ色だ。だが、この枯れ色が好きな私には、絶好の撮影シーズンがやってきた! と小躍りしたくなるような季節でもある。あくまでも、趣味の撮影に関してだけの話ではあるが。

枯れ色はとても沿線に似合うとはいえ、太陽が低いので影が濃い。影森以遠の区間などは、場所を選ばないと午後はもう日陰になってしまう。

それにしても、急行リバイバルカラーのこのはだ色と小豆のツートンカラーは、冬の沿線によく似合う。私が秩父でこの色に親しんだのが、たまたま秋から春にかけての時期が多かったから、そのときの印象が強いというだけなのかもしれないが。

そう思うと、私は鉄道趣味に関しては新しさや有名さなどをいっさい認めず、過去に知っているものへの親近感しか認めない、頑固ジジイの態度であるということかもしれない。わはははは。やはり、写真趣味人と鉄道趣味人の大多数は保守反動の輩どもだと思うよ。去りゆくものにのみシンパシーを感じるとはね。

でも、趣味は趣味だからね。日常生活で保守反動の輩は気をつけないと「ただのつきあいにくい人」になりかねないから要注意だけど、趣味でだけは頑固ジジイぶりは認めていただこう。少しも寒くないわ!(←さむい)