2015年9月16日水曜日

【秩父鉄道SLパレオエクスプレス撮影記事】親方、パレオの正面に女の子が!『SLちちぶ「なっきぃ」ぶどう郷』を追う。

通過30分前までは青空だったのに。しかも煙なしとは!
さる土曜日は秩父にいた。いや、その前の週もいたのですけれど、ここに書いていないだけ。どちらの日も、きちんとSLパレオエクスプレスを追いかけていました(えへん)。もちろん、いばることではないな。そのうち、12日土曜日のことを記そう。

思えばもう9月もなかばだ。9月といえば、西武鉄道末端住民としては……かの巾着田のヒガンバナ(マンジュシャゲ)を思い出すわけだ。もちろん、日高市の高麗川沿いに行かなくても、川沿いや田んぼ沿いにはぽつぽつと咲き始めている。ということは、秩父鉄道沿線だと上長瀞もそろそろ見頃になるのだろうか。くわしくは、いつもお世話になっているTakaさんの"Train's Photo Blog"をご覧いただくとして……そろそろ見頃とありますなあ。


シーズン中の上長瀞の桜並木はきちんと早めに、それもかなり早めに行かないと撮りにくい。土曜日に秩父に行ったのは、西武線からの直通二本目だから、のんびりペースの観光にはいいけれど、名撮影地の場所取りには遅い。「そろそろマンジュシャゲが」とは思ったものの、上長瀞まで行かずに和銅黒谷で降りた。久しぶりの雲ひとつない青空を見て、青空を背にした列車を撮りたくなったからだ。和銅黒谷のセブンでコーヒーを買い、和銅橋方面へ歩いて築堤下におじゃまして、クワの木の日陰で何ヶ所も蚊に食われながらも、青空バックの絵柄を思い描いて、むふふ、と思っていた。キモい笑いですみません。「ほくそ笑む」というやつ。

そしたら、11時半頃にみるみる黒雲が広がって、曇っちゃった。そしてそのままパレオがやって来た。「アキヤマ、青空終わるってよ」などと思い、私の心のなかも黒雲だらけです。画像再生してのけぞった。だめだこりゃ。意地でモノクロにしてみても、ダメなものはダメだ。でも、撮影はそこそこに、もう思いっきり乗客のみなさんに手を振ると、みんなうれしそうに振り返してくれたのが楽しかったからいいか。最近、私はそうやって手を降って返事をもらうのが気に入っているのだ。パレオのお客さんは振り返してくれる率が高いんだぜ。

写真はまいったなあ、と思いながら和銅黒谷の駅に向かうと、パレオを秩父で追い抜く1523列車に間に合った。間に合ったんですよ、あなた! ここであきらめたら試合終了ですよ! ってやつだ。当初は後追いをするつもりはなかったけれど、やはりくやしい。なんども通っているけれど、煙は確実に出るあの駅に行くことにした。

案の定、ここでは煙が出ました!
安谷川橋梁にいる人たちは電車から見ると数名。1523列車の車内を見ると、電車による後追いを目指しているっぽい人は多いのに、みなさんはどうも白久まで行くようで、武州日野で降りたのは私一人だった。300mm以上はほしいからな、ここは。だがしかし、ここで煙が出なかったことはない。

そして、安谷川の手前で汽笛を鳴らすのが聞こえて、パレオがやって来た。橋梁を渡りきったところで加速をはじめて、背後の建物も見えなくなった。よしよしよし。と引きつけてみて、ようやくヘッドマークに気づいた。あれれれれ。親方、パレオの正面に女の子が! えーと、すみません。いまのハロプロの子は知らなくてすみません(いちおうググった)。そういえば、西武線内の車内広告で秩父の広告で見た子だった。そして、ここでも思いっきり乗客のみなさんに手を降った。こんどは、「やったよ!」と思いながら。

えーと。ヘッドマークにようやく気づいた
12日も晴れた青空をねらったのにけっきょく曇りだった。たしかに、SLには気温が低い曇りならいろいろ撮りやすくはなるけれど。いいかげん、曇り空には飽きたなあ。来週はどうなるかしら。