2015年10月7日水曜日

【JR北海道PETIT撮影記事】しみじみ鉄、北に(留萠本線増毛駅訪問)



■北の大地でしみじみ
9月の終わりの増毛(ましけ)は、本州よりもひとあし先に秋の気配を感じさせた。前述のとおりこの日は大荒れで波が高くて、海は大荒れだった。風も強くて砂浜に逃げているカモメが風に流されるようすが見て取れた。昼ごろに増毛に着くと、どこからともなくのらねこが現れて悠然と線路を渡り散歩をしていた。





■増毛駅に来る列車はわずか
増毛発の列車は6時台と7時台に、そして増毛着の列車は午前中には7時台にあるだけ。次は12時44分着の4925Dがやって来て、12時54分に深川行きの4930Dとして早々に去っていく。4925Dがやってくるのを待った。廃止の表明がすでになされたせいか、4925Dからはお名残乗車と思しき人たちが10人ほど降りてきて、さかんに列車や撮って、そそくさと折り返しの4930Dに乗り込んでいった。下車したのはもしかして、カメラを提げた若い女性ひとりだったかもしれない。


クルマでやって来た私たちは増毛の町で食事を済ませて、15時41分増毛発の4932Dをどこかで撮ろうとした。海を入れたアングルを考えていたものの、思うようなアングルを見つけられず、結局は海を背に撮った。列車に驚いてカモメが飛び立つかと期待したものの、列車とはタイミングが合わなかった。キハ54はかるがると加速してしずかにまた深川へ発っていった。

【撮影データ】
Nikon D7200/AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR, AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED/RAW/Adobe CameraRaw