2016年2月17日水曜日

【上信電鉄撮影記事】「緑の中を走る」ところを撮りたい


■ミッドサマー・アロング・ザ・ジェイディーケー・ライン
作業の合間にハードディスク内を検索していて、真夏のころの写真を見つけた。真夏の頃からしばらく私は上信電鉄沿線に通っていたのだ。"mid-summer along the JDK Line"などと意味なく横文字にするといやにかっこいい感じがする。気のせいかしら。


もうだいぶ前のように思えるけれど、それはほんの半年前のことだ。そして、関東地方の明るい冬の晴れの日にいまでこそあれこれいっているくせに、昨年の夏はすっきり晴れる日が少なくて、困ったなあと思っていたことなどすっかり忘れていた。

そして、いま写真を見返していておかしくてたまらないのは、写真には暑さや寒さが写らないこと。すっかり晴れないうえに蒸し暑いなあ、と思っていたのに。



■真夏なのに暗い曇りだった
さて、お盆のころだっただろうか。その日は前泊して朝から現地にいたのに、厚い雲がずっと垂れ込めていた。あいまに雨にも遭った。すっきりしない天気の日には背景を緑にできる区間でねらうことが多い。理由は簡単で、記録的な編成写真を撮るのではないなら、個人的には白っぽい空を画面に入れないようにしたい。意味がない部分が画面内で目を引くのは避けたいのだ。さらに、短編成の列車が山の中をトコトコと走る姿は、私の「萌え☆」ポイントでもある。

この城跡のある丘陵の麓を抜ける区間は、運行本数も多いこともあってしばしば行く。望遠レンズをつけてファインダーを見ていると、警笛を鳴らして車体を揺らしながらカーブを曲がってくる列車の姿に見とれてしまう。

【撮影データ】
Nikon D7200 /AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR/RAW+JPEG/Adobe Photoshop CC