2017年12月30日土曜日

【東武鬼怒川線撮影記事】走れSL「大樹」! 夜の転車台にて


■夜汽車を撮るために
先日の東武鬼怒川線SL「大樹」撮影行の続きだ。上りSL「大樹」4号を砥川橋梁で撮ったのは15時ころだった。冬至すぎとはいえまだ明るい時間だ。いっぽう、SL「大樹」はさらにもう一往復する。下今市発16:32、鬼怒川温泉着17:08で、鬼怒川温泉発18:09、下今市着18:43ということは、冬至すぎのいまの時期は下今市を出発するのが日没とほぼ同じ時間だ。事前に計画的に行動するならば、日のあるうちの列車は撮影をして、日没後の列車には乗ってみるというのも楽しそうだ。次はそうしてみようと私も思う。

2017年12月29日金曜日

【東武鬼怒川線撮影記事】走れSL「大樹」! 鬼怒川線にて国鉄を味わいに行く


■鬼怒川の流れは絶えずして…… 
冬晴れの日が連日続いていたのに、この日は日の出から太陽がほぼ終日姿を見せなかった。鬼怒川の河原にいるとなおさら冷える。ときおり雲の切れ目から太陽が顔をのぞかせても、すぐに隠れてしまうために気温が上がらない。どうせなら雪が降ればいいのにと思うほど。足踏みをしたり体を動かして河原に立っていた。寒い日になぜ河原にいたかというと、列車を待っていたから。東武鬼怒川線を走るSL「大樹」を撮るためだ。


2017年12月22日金曜日

【上信電鉄撮影記事】上州ネギ味噌祭り! デハ204-クハ303混色編成ふたたび


■年末年始もいっちょうやるか
冬至、クリスマスも迫ってきて、いよいよ2017年も終わろうとしている。会社勤めのひとたちはあいさつ回りをしながら、休暇前の年末進行に大忙しだろう。かくいう私はといえば、自前の電子書籍のカメラ本のために借用をお願いしていた人気機種がようやく手元に届いて……年末年始は撮影だ。お、おう、やったろうじゃないのさ。

2017年12月9日土曜日

【航空自衛隊YS-11FC】YS-11FC 12-1160号機の夜間訓練飛行撮影ふたたび



■冬になっても夜間訓練飛行をねらう
冬至も近くなり、日に日に日没が早くなる。作業をしていてもあっという間に日没がやってくるので、いささか焦る。そして、夜間訓練飛行はほんとうに日没後に行われるために、この季節は撮りやすいとはいえない。それでも、飛行点検隊のYS-11FCが訓練飛行を行っているのを見ると、なんとか撮ってみたくなる。そうして、いつもと同じような絵を量産するというわけ。今日は12-1160号機が飛ぶ姿をねらった。

2017年12月8日金曜日

【鉄博PETIT訪問記】大宮にて


■平日夕方の鉄道博物館に行く
都心に急な用事があった日のこと。いくつかの用事を済ませると時間はもう15時過ぎだった。暗い曇り空が広がっていたので、どこかに出かけるにも遅い。そこで、ここしばらくごぶさたしていた、大宮の鉄道博物館(以下、鉄博と略)に行ってみた。前に行ったのはたしか震災前だったから……7年ぶりか。

2017年11月30日木曜日

【チラシの裏】宮島フェリーにて


ちょうどひと月ほど前のこと。出張撮影に出かけたときに、宮島フェリーに乗った。じつをいうと、私は広島にも宮島(厳島。本稿では以下「宮島」と表記します)にも行ったことがなかった。修学旅行は京都と奈良だったしね。そして、よく考えたら……岡山より西に列車で行ったのははじめてかもしれない。岡山だって駅から降りたことがなくて、すぐに乗り換えて高松、あるいは米子と鳥取には行ったことがあるだけだ。岡山以西は、飛行機に乗って日帰り出張で博多に行ったことがいちどだけあったっけ。こう書くと我ながら腰が重くていやになる。気軽に旅行に出かけることができるかどうか、というのは習慣なのだ。私には旅を習慣にできないのが惜しい。おっと、冒頭からそんなのはアレだ。

とにかく、はじめて宮島フェリーに乗った。台風が接近しつつある雨の日の夕方だった。

2017年11月28日火曜日

【航空自衛隊YS-11FC】12-1160号機の夜間訓練飛行を撮る


■今年の航空祭は好天に恵まれて
今年の11月3日(祝)に入間基地で行われた航空祭は、たいへんおだやかな好天に恵まれた。この日は毎年晴れる確立が大変高いが多い日とはいえ、夕方までずっとおだやかに晴れていたのはめずらしく、絶好の撮影日和だったし、撮影しなくても楽しめたはず。引退も近いと思しき飛行点検隊のYS-11FCも飛んだようだ。

「ようだ」と伝聞で書いたのは、その日まで出かけていて、午後に自宅に帰ってきたので、YS-11FCを自分の目で見ていないから。基地やその周辺に撮影に行くほどの元気はなく、ブルーインパルスや帰投する外来機も、コーヒーを入れて自宅からのんびり眺めるだけにすませた。

2017年11月26日日曜日

【デジタルカメラチラシの裏】ふたたびAF微調整ちゅう



■位相差AFがどうも
ここ数日はいろいろとためこんだデスクワークを片づけるために自宅に蟄居しつつ、D7200のAF微調整を行った。私物の機材をメンテナンスに出したために、代替機を借りたものの、どうも手持ちのレンズとの組み合わせでは後ピン傾向が強かった。そこで、位相差AFとライブビューで比べながら、私物のレンズですべて調整した。仕事の合間の散歩にもっともよく使うレンズを装着してあれこれ撮ってみた。

2017年11月23日木曜日

【秩父鉄道鉱石貨物列車撮影記事】デキをねらいに


■SLパレオエクスプレスを追いかけるとデキを撮りづらい
先日の秩父行きの続きだ。鉱石貨物列車を牽引する電気機関車デキたちの「当たり日」だったとはすでに書いた。ここ数年、1000系電車が秩父路から姿を消してからは私はすっかりパレオをねらいに秩父に行くことが多く、そうすると必ずしも鉱石貨物列車の走る武川〜武州原谷(あるいは影森)にいるとは限らないので、パレオよりも電車を優先して撮影していたころよりも「デキ捕獲率」がよろしくない。まあこれはやむをえない。二兎を追うものは一兎も得ずというやつだ。

2017年11月21日火曜日

【秩父鉄道SLパレオエクスプレス撮影記事】荒川橋梁にて


■SLパレオエクスプレスを待つあいだにも楽しさがある
秩父鉄道に出かける楽しさは、SLパレオエクスプレスを待つあいまにもある。などということは、ここにお越しになる鉄のみなさんならおわかりだろう。電車はもちろんのこと、武川から武州原谷、平日や土曜日なら影森までの区間を走る鉱石貨物列車を見ることもできるから、飽きない。秩父鉄道の鉱石貨物列車は、いまとなっては貴重な私鉄を走る貨物列車でもある。

SLパレオエクスプレス5002列車をどこで撮ろうかということは、事前に決めてあった。広くて撮影者の人数が多くても困らない荒川橋梁にしようと思っていた。ここでも何度も撮っているけれど。いまは河原の木々の紅葉するようすを眺めるのも楽しい。

2017年11月20日月曜日

【秩父鉄道SLパレオエクスプレス撮影記事】パレオくん、秋晴れの秩父路で豪快に走る


■秩鉄SLパレオエクスプレスが恋しくなった
先日の出張撮影では新幹線に乗ったり、投宿先の目の前を走る花輪線を撮りはしたものの、それ以外はもっぱら鉄道に触れることがなかった。紅葉の風景のなかを走る秋田新幹線、あるいは日暮れの海沿いを走る広島電鉄の電車、岡山付近で見た黄色い117系電車、JR奈良線のうぐいす色の103系電車が混雑する稲荷駅にいるようすなどは、目で見ただけで心のなかにしまっておきたい貴重なシーンだ。

いやでも、そういったしみじみといいなあ、と思わせる魅力的な鉄道シーンを具現化するのが自分の仕事でもあるよな……。そう思ってひさしぶりに、私的な鉄分補給として秩父に出かけた。先日の雨の日に秩父地方の紅葉のようすを目にして、そろそろいい感じなのではないかと思ったからだ。しかし、この日はむしろ紅葉よりもC58363号機にひどく驚かされたのだった。

2017年11月15日水曜日

【秩父鉄道撮影記事】晩秋の影森駅、たそがれ


午後からぱらつき始めた雨はいつしかしとしとと降り続いたものの、日没の頃になるとやんだ。雨のなかを歩くことにいささか飽きて、電車に乗り続けて影森で降りた。思えば、秩父鉄道に来たのも一月ぶりか。そして、日没後の影森に降り立ったのはかなりひさしぶりだ。出庫準備をしている6000系電車が室内灯を灯してあたりを明るく照らすようすになぜだかしびれてしまい、下り方にすこし歩いてみた。

2017年11月10日金曜日

【機材の話】三脚だけではなく照明機材を運搬するにも便利。ラムダ「三脚ケース2」のこと



■ラムダ「三脚ケース2」を手に入れた
ラムダ(LAMDA)という、おもに山岳用などのアウトドア用途に向いたカメラバッグを作っている会社がある。ご自身も山岳写真を撮影される登山家である佐久間博さんが社長を務める会社だ。ご存知ではない方はCAPA Camera Webにも記事があるので参照されたい。

その製品は店頭ではヨドバシカメラ、ビックカメラなどのカメラ写真用品を扱う大手量販店のほか、ICI石井スポーツにも置かれているという。すでに30年以上の歴史があるといい、アウトドア撮影をする写真家には知る人ぞ知るメーカーだ。どの製品もとても堅牢かつ「堅実」な印象を受けるところが、佐久間さんのまじめなお人柄を感じさせる。佐久間さんは大言壮語などをされない、たいへん実直な方だ。ヒラの編集部員であった私のような無名な人物にもたいへんていねいに対応いただいたことへの恩義は生涯忘れない。リュックサック(カメラザック)製品がおもで、なかには「槍ヶ岳」「双六岳」などという名を冠した製品もあり、佐久間さんの山岳への愛情を感じさせる。

そのラムダ「三脚ケース2」を先日ようやく手に入れた。カメラ誌編集部に勤務して製品情報を担当していたころからその存在は知っていたものの、手に入れる機会を先延ばしにしていた。サイズはXS、S、M、Lの4種あり、私が手に入れたのはいちばん大きなLサイズだ。Lサイズの収納三脚長は70〜80cm、円周50cm。ケースの重さは300gと軽い。価格は定価で4,000円+消費税から5,500円+消費税というところ。2020年10月現在でのヨドバシドットコム価格では税込み3,300円から4,500円だから、価格的にもそう値の張るものではない。色は現在の2型ではネイビーとグレーの2種が用意されている。

2017年11月9日木曜日

【カメラのお話】D7200&GX7 Mark IIのコンビ


先日の10日間にわたる取材旅行に持っていったのは、Nikon D7200とPanasonic LUMIX-GX7 Mark IIだ。いろいろとレンズも持っていったものの、いちばん活躍したのは、D7200にはAI AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8、GX7 Mark IIにはLEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH. 。これを首から下げていると、同行者には「戦場カメラマンのようだ」と笑われた。

でも、考えたらむかしむかし、ニコンFに望遠レンズをつけ、ライカM2に35mmあたりをつけて首から下げているというのがベトナムあたりでの戦場カメラマンの装備だったろうから、似たようなものか。距離計連動式カメラがレンズ交換式ノンレフレックスカメラ(以下、ミラーレス機と略)になっただけで、そこに「ライカ」レンズがついているのだものね。同行者の指摘はもっともかも。

2017年11月4日土曜日

【出張ついで鉄】秋深し。赤坂田駅の朝


JR花輪線赤坂田駅前の投宿先で目覚めたのは、6時11分発の下り始発列車(大館行き1923D)が駅に到着する10分前だった。前夜は早く床についたのに日頃の夜更かしぐせが抜けずに寝つけず、宿にたくさんあった漫画のうち、浦沢直樹『MONSTER』を読み返してしまったからだ。

そうしてまず始発列車を駅前の道から眺めた。前夜到着したときは日没後で、あたりのようすがよくわからなかったけれど、日が出てみるとあたり一面の山々の木々が美しく色づいている。この景色を見るだけでも楽しい。

2017年11月3日金曜日

【出張ついで鉄】赤坂田駅の夜

いろいろな作業をしていたり、仕事の出張でながく家を空けていて、ひと月近く更新が滞ってしまった。家を空けているあいだに11月になり、筆者の住む首都圏にもいつのまにか本格的な秋の訪れを感じさせるように。

先月末から10日ほど、出張で国内を回っていた。まずは、東北を回ったときのことを書こう(列車の写真はほとんどないのだが)。この日は投宿先がJR花輪線の赤坂田駅の目の前だった。この日の業務が19時頃に終わったので、撮影データのバックアップと夕食を済ませて宿で飼われているねこと遊んでも、まだ20時だった。筆者はこのところ夜更かしばかりしているし、見たいテレビ番組もないので、眠るにはまだ早い。そこで、食後の散歩に赤坂田駅に行って列車を待つと、JR東日本各地でおなじみのキハ110系気動車(下り鹿角花輪行き:1937D)がやってきた。


2017年10月7日土曜日

【東急5050系PETIT撮影記事】青ガエル、雨の西武池袋線に(その2)


■途中下車したら雨脚が強くなった
雨の日の夜に副都心線から乗った西武線直通列車が、東横線90周年記念としてライトグリーンのかつての東急5000系電車(青ガエル)を模したラッピングの施された東急5050系5122編成だった。8両編成だから西武線内にはFライナー快速急行として来ることはないはずで、各駅停車としてそのうち見られるかな……と思っていたところ、久しぶりに乗った副都心線でいきなり引き当てたのだから、こりゃ我ながら「電車運」だけは強い。

そう思って、西武池袋線内で少しだけ撮るべく待ち構えた話の続きだ。雨脚は強いまま、ホーム端で待ち構えた。下り列車をときどき写して、信号表示が濡れた車体に反射するようすを見てしびれた。

2017年10月6日金曜日

【東急5050系PETIT撮影記事】青ガエル、雨の西武池袋線に(その1)


■井の中の蛙な筆者、青ガエルに出会ってゲロゲロ
最近はすっかり都心に出ることが減ってしまい、埼玉県南西部にいることが多い。これでは「井の中の蛙」になってしまうと思いつつ。都心に出るのはもしかしたら、機材のメンテナンスや写真展を観るくらいかもしれない。そうして都心に出た帰りにたまたま東急東横線からの西武池袋線直通列車を副都心線の駅で待っていた。やって来た列車には「90」という数字の大きく書かれたヘッドマークがあり……緑色だった。ゲロゲロ(いつの時代の感嘆詞だ)。東急5050系5122編成の青ガエルラッピングとはこれか! カエルが現れるとは雨だからかなあ。

2017年10月5日木曜日

【秩父鉄道撮影記事】デキの走る秋の秩父路


■秋になってしんみり
少し前まで鳴いていたセミの声も聞こえなくなり、朝晩の虫の声がよく響く。晴れると汗ばむほどの気温の高い日はあっても、数日おきに気温が下がっていく。すっかり日も短くなり、いまや日の入りの時刻は17時半を切るようになった。もう10月だもの……そう思うとしんみりしてしまうのもむべなるかな。

いやいや、そうやってブログ更新が遅れるのを気候のせいにしてはいけない。「太陽がまぶしかったから」が行動の動機になるのは不条理なのと同じだ。なんの話だ。

2017年9月26日火曜日

【江ノ電PETIT撮影記事】日暮れの海岸にて


都心に用事があって出た日のことだ。雲ひとつない青空だったので、用事を済ませてからまっすぐに帰らずに東海道線に乗った。ふと思いついて向かったのは江ノ電沿線だった。

2017年9月19日火曜日

【JR八高線PETIT撮影記事】雨の日に


■雨の日の秩父帰りに
雨のなかで秩父鉄道SLパレオエクスプレスを追いかけた日のこと。行きに寄居で八高線の列車を見かけたからか、八高線のことがなんとなく気になって帰りにも寄った。とはいえ、駅の近くのいつもの場所だ。もっとも、寄居駅には17時台に八高線の列車が来ない。16時半に上下交換した次は18時02分に上下の交換だ。これからの季節は寄居周辺では18時台の列車は薄暮での撮影になるだろう。

2017年9月18日月曜日

【秩父鉄道SLパレオエクスプレス撮影記事】『SL運行30周年記念号』を撮る


■台風は秋の風物詩
「野分」が秋の季語であるように、秋雨と台風は9月につきものだ。何度か大雨を繰り返しては気温が徐々に下がり、気がつくと晴れた日でも日中の気温が下がるように感じられると、本格的な秋の訪れを体感させるのだから。そんな、九州に台風が上陸したと伝えられて東日本でも大雨予想が出いていた日に、我らが秩父鉄道SLパレオエクスプレス『SL運行30周年記念号』が走った。もしや大雨で運休もありえるのではないかと危惧しながら、私は線路際で待った。

とはいえ、正直にいうと雨を待ち望んでいたと認めざるをえない。白い空が広がる曇りの日は絵になりにくいし、ある程度の雨量であれば気温が下がるだろうから。もちろん、土砂崩れや水害などは困るのだけれど。そうして傘を差し、機材を濡らさないようにしながら待ち構えていると……遠くの山々にこだまする汽笛が聞こえて、SLパレオエクスプレス5001列車がやってきた。やっほー、いい感じだぞ!

2017年9月16日土曜日

【上信電鉄撮影記事】電車に揺られた日


■けだるい撮影行
なんとなくもの憂い気持ちで午後遅くに「頑張るぐんまの中小私鉄フェア2017」を訪れた日のことだ。本社前の会場でフェア開催記念1日乗車券を買ってから、すでに日が傾きかけているのを承知で上信電鉄の下り電車に乗った。

もし明るければなにか撮ってみようかな、けれどいつもと同じ写真も飽きたし、写真を撮れなくてもまあいいや……そんないいかげんな気持ちだ。高崎にやって来たのは、上州富岡行きのクモハ153-クモハ154のホワイトタイガーだった。

2017年9月15日金曜日

【上信電鉄撮影記事】高崎検車区にて「匠の技」を見る

8月下旬に見た姿(駐車場より撮影)
■午後遅くに高崎へ
季節の変わり目はむかしからどうも体調を崩しがちだ。日中の蒸し暑さが日没後に和らぐと、真夏の頃とはことなる冷え込みに驚かされ、しばしば朝になると寝冷えしている。こうして季節の推移を知ることができると言えなくもないけれど……。

2017年9月9日土曜日

【チラシの裏】ためらわずにシャッターを切るということ


■写真展にある作品を見てあれこれ
とある集まりの写真展を見た。いわゆる「グループ展」であるそこにあったのは、千差万別ともいうべきさまざまな写真だ。そのなかで、目を引いたスナップショットの作品を見てふと考えた。

2017年9月3日日曜日

【航空自衛隊YS-11FC】52-1151号機と12-1160号機の共演


■夜間訓練飛行の日に
夜間飛行訓練があるというので滑走路ぞいに行ったある日の夕方のことだ。夏も終わりになったと思わされるのは、風向きだ。夏場は午前中はRW17エンドから離陸し、午後はRW35エンドから離陸することが多い気がする。

2017年9月2日土曜日

【西武池袋線PETIT撮影記事】40000系電車の地上運用を撮る


■夏らしいことをしたっけ
9月になってにわかに秋めいた涼しさに驚かされている。今年もなんだか夏らしいことを思う存分には楽しまなかった気がして少し惜しい。子どもの頃だってそんな夏らしいレジャーを思う存分に楽しんだわけでもないくせに。

あ、そういえば西武鉄道の「『スナックワールド』2017夏休み西武線スタンプラリー」には行った。設置場所のスタンプを集めて景品をもらった。ラッピング列車は数回見かけているけれど、撮っていない。そもそも、この頃は多摩湖線を走る263編成以外の西武鉄道の電車をまともに撮っていないのだ。

2017年8月30日水曜日

【ぼろフォト解決シリーズ】『Nikon D7500 脱・初心者マニュアル』を発売しました



【お仕事のご報告と告知です】

このところ、たまたまずっと作業していた本の告知が続いて、みなさんにお騒がせしています。齋藤千歳さんと私が中心となって手がけているKindle電子書籍のカメラ本『ぼろフォト解決シリーズ 脱・初心者マニュアル』最新刊として『Nikon D7500 脱・初心者マニュアル』の発売を開始しました。

『ぼろフォト解決シリーズ109  絞り優先に挑戦し本格的な撮影をはじめる! Nikon D7500 脱・初心者マニュアル』
■著:秋山薫・小山壯二・楠田佳子・齋藤千歳/編:秋山薫・齋藤千歳
■価格:880円

AI AF Nikkor 300mm F4 ED

2017年8月29日火曜日

【JR東115系1000番台PETIT撮影記事】あれれ、正面方向幕が使用停止に


■置き換えが進むさまを見て

上信電鉄や上毛電気鉄道を訪問するために先日、高崎や前橋に数回降り立った。そのたびに、高崎支社の両毛線、信越線、吾妻線、上越線の普通電車の211系電車への置き換えが進んでいることを目にした。新前橋や下新田、高崎の電留線には107系電車や115系電車はもちろんいる。上信電鉄本社前に譲渡された107系電車も見えるしね。けれど、運用中のこれらの電車が少ないということ。いまや211系電車同士の並びも珍しくない。

2017年8月28日月曜日

【上毛電気鉄道撮影記事】デハ101、晩夏の上州路を疾走す


■晩夏の赤城南麓へ
も終わりが近づき、ようやく夏らしい暑い日々が続くようになった。そんななか、ゴールデン・ウィーク以来ひさしぶりに上毛電気鉄道沿線を訪ねた。大胡電車庫の「感謝フェアイベント2017」に合わせて、かの上州の野武士ことデハ101号車が走るからだ。

2017年8月26日土曜日

【ぼろフォト解決シリーズ】『Panasonic LUMIX GH5 脱・初心者マニュアル』を発売しました


【お仕事のご紹介です】
 編集者の齋藤千歳さんと私ほかが制作し、Amazon co.jpで販売しているKindle電子書籍としておなじみ『ぼろフォト解決シリーズ・脱初心者マニュアル』の最新刊として『Panasonic LUMIX GH5 脱・初心者マニュアル』の発売を開始しました。全184ページで880円と紙のムック本ならいまなら2,000円以上の値段をつけたくなるご時世では、お求めやすい価格も特徴です。

『ぼろフォト解決シリーズ108 絞り優先オートをマスターしもっとカメラを楽しむ Panasonic LUMIX GH5 脱・初心者マニュアル』
■著:秋山薫・小山壯二・齋藤千歳/編:秋山薫・齋藤千歳
■価格:880円

LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm / F2.8 ASPH. / MEGA O.I.S.


2017年8月25日金曜日

【Nikon D7200関連記事】手持ちレンズ での「AF微調整」


■使っているD7200の個体は後ピンになる
私はここ2年ほどD7200を使っている。ボディ内AF(カプラー駆動)のDタイプニッコールレンズを用いても、低照度でのAF性能(測距能力とAF駆動の速度)がD7000よりも向上していて、ファインダー撮影でもきちんとピントが合うところに満足してきた。

2017年8月24日木曜日

【上信電鉄関連記事】107系電車が上信電鉄に譲渡されたとの報を聞き【8月29日追記】


■107系電車が上信電鉄に譲渡されると聞き
Twitterをはじめとするインターネットの速報性とはほんとうにすごいな、と驚かされることが多い。

先日も、今年9月に定期運行が終了すると報じられていて、一部編成にはさよならラッピングも施されているJR東日本高崎支社の107系電車が、上信電鉄に譲渡され高崎駅から搬入されたという複数以上のツイートやYouTube動画を見て、その思いを強くした。

2017年8月21日月曜日

【上信電鉄撮影記事】ブルーアワーの根小屋駅


■ブルーアワーに列車を写したくなった
日没直後に上信電鉄根小屋駅に降りた。いつもであれば、佐野のわたし方向に歩いて烏川にかかる佐野橋から列車をねらう。いつもそういう絵ばかりを撮っているので、ひさしぶりに駅を見下ろせる場所にやってきた。

2017年8月19日土曜日

【上信電鉄撮影記事】サギの飛び交う季節


■上信電鉄沿線に行きたくなった
お盆も過ぎて8月ももう下旬だ。首都圏各地の連日の雨はもしかしたら早すぎる秋雨なのか、と思わせるほどだ。日照の必要な作物にそろそろ影響も出ているようで、心配させられる。

お盆期間前から缶詰仕事をしていてさすがに気持ちがくたびれた。そこで、思い立って上信電鉄沿線に出かけた。2両編成の電車ががたごとと走る様子を見たかったし、直流モーターの電車の走行音を聞きたかった。運よく上信電鉄オリジナル車に遭遇できれば、MT46主電動機と似た音を聞くことができるし、元西武車の150形ならば、AK-3コンプレッサーの音もする。

2017年8月16日水曜日

【LUMIX GX7 Mark II関連記事】あらためて、LUMIX G & LEICA DGレンズにほれる

 

東京都心では15日間連続で雨なのだそうだ。午前中だけとか、合間に晴れた日が私の住む東京近郊ではあったような気がするけれど、もう忘れた。海の日のまえ、梅雨明け宣言の出る前の快晴の日に屋外のスイミングプールにいちどだけ出かけたのが、もうだいぶ前のできごとのように思える。

2017年8月13日日曜日

【秩父鉄道2013年8月】秩鉄1010編成オリジナルカラー、夏の夜の影森にて


■お盆休みはいかがお過ごし
みなさんはお盆休みだろうか。私はお盆に関係なく、先日からずっと缶詰仕事を続けていて、なにかやむを得ない要件があるとき以外はまったく外出しないでいる。などと書いているものの、けっしてみなさんに同情してもらいたいわけではない。こればかりは仕事をためた自分のせいだから。

2017年8月7日月曜日

【カメラチラシの裏】「距離計連動式カメラコンプレックス」


■マウントアダプターが「気づいたときにはあった」
先日、仕事のあいまに「謎の時間の消失」「記憶の消失」があり、気づいたときには手元にキターイスカヤ・ナロードナヤ・レスプーブリカ(KNP)製の「M39/マイクロフォーサーズマウントアダプター」があって、ずっと以前から所有していたソビエト製M39(スクリューマウント)レンズが、最近手に入れたマイクロフォーサーズカメラであるPanasonic LUMIX DMC-GX7 Mark IIに装着して撮影できるように「なってしまった」という話を書いた。あたかも「ルパンを追っててとんでもないものを見つけてしまったあ、どうしよう?」という(しらじらしく驚きたいという)気持ちになったアレだ。

2017年8月5日土曜日

【ぼろフォト解決シリーズ】『Nikon D5600 脱・初心者マニュアル』を発売しました


【お仕事のご紹介です】
 編集者の齋藤千歳さんと私ほかが制作し、Amazon co.jpで販売しているKindle電子書籍としておなじみ『ぼろフォト解決シリーズ・脱初心者マニュアル』の最新刊として『Nikon D5600 脱・初心者マニュアル』の発売を開始しました。全160ページで気になるお値段は880円! とお求めやすい価格も特徴です。スマートフォンに入れておけば撮影現場でも役立つかもしれません。

■書名:『ぼろフォト解決シリーズ104 絞り優先に挑戦し本格的な撮影をはじめる! Nikon D5600 脱・初心者マニュアル』
■著:秋山薫・楠田佳子・小山壯二・齋藤千歳
■編:秋山薫・齋藤千歳
価格:880円

2017年8月2日水曜日

【中央東線PETIT撮影記事】211系0番台セミクロスシート車に乗る


梅雨明けしてからのほうが梅雨らしい日々が首都圏では続く。学生さんの夏休みが始まり、週末をおもに首都圏各地で花火大会が行われるようになっても、東京近郊ではしとしと雨ばかりだ。雨煙のなかでも打ち上げ花火は美しく見えるけれど、大きな花火大会にあるような有料桟敷席からでもない限り、打ち上げ前から陣取ってひたすら濡れ続けるのは楽しくはないもんなあ。

筆者は花火がとくに好きだというわけではないけれど、いま手元にあるカメラで比較明合成の作例を撮る必要に迫られ、週末から東京近郊の花火大会で撮影しようとして困っていた。立川の昭和記念公園の花火大会も、現地に行ったけれどいろいろな理由で撮影を断念した。レンズが濡れるとちょっと撮りづらいのだ。けれど締め切りは迫る。はて、どうしたものか。

2017年7月27日木曜日

【LUMIX GX7 Mark II関連記事】「失われた環」もしくは「オーパーツ」を手にして


■「時間の消失」が発生した
先週頭からずっと続けている缶詰仕事にしばしば時間の経過を忘れている。ときどきはっとして外を見ると、もう午後遅い時間であったり。体になぞの痕跡が残っているわけではないから、UFOにさらわれたのではないはずだ……なんの話だ。もっとも、今週の首都圏はまるでまたもや梅雨に戻ったかのような天気だから、「夏らしい絵」が撮りづらい。だからこそ、いまのあいだにためこんでしまったデスクワークにめどをつけておきたい。

2017年7月22日土曜日

【カメラ機材チラシの裏】ストラップを交換して気分転換


梅雨明けは公式には最近だけど、ずっと暑い日が続いている。みなさんはいかがおすごしだろうか。かくいう私は今週はずっと缶詰仕事をしてこもっていた。そして日中の暑さにけだるい……いや、これは平日休みを設けたあとの行楽疲れだ(苦笑)。

さて、そんなけだるさをなんとか乗り越えるためにも、機材のストラップを交換した。といっても、ふだんおもに業務で使うNikon D7200のストラップを業務用ストラップから、Panasonic LUMIX DMC-GX7 Mark IIにつけているDomkeのGlipperシリーズストラップに揃えただけ。

2017年7月12日水曜日

【上信電鉄PETIT撮影記事】烏川橋梁ふたたび


■思い立ったら「いざ高崎」
先日、午後遅くにふと思い立って高崎まで出て、上信電鉄の電車に揺られた。もう遅い時間だったので佐野のわたしで降りて駅からすぐの佐野橋から烏川橋梁を渡る電車を見ていた。このところどうも「遠くに行きたい」気分が強い……いつもそうか。そして、「2両編成の電車がトコトコと走るようす」をどうしても見たくなったのだ。

2017年7月10日月曜日

【航空自衛隊YS-11FC】本日もまた……YS-11FC 52-1151号機の「夜間飛行」に胸アツ


■滑走路に行ってみると
夏至を過ぎてわずかに日没の時間が早くなりつつある。それでも、19時頃まではあたりは明るい。明るい雰囲気の写真を撮影するのであれば、屋外での撮影が楽しい時期だ。日中の作業を終えてから、夜間飛行訓練を撮るために滑走路脇に立ってもまだ明るい。私自身はどちらかというと、日中に飛び交う航空機よりも、薄暮の頃に飛ぶ姿のほうに魅力を感じる。美しいから。そして、撮影の難易度が高くなるぶん、夕方のほうが好きだ。それに、むずかしいものを撮らなくちゃ腕がにぶるもの。というわけで、よくよく考えたら、日中の写真が手元にあまりないかも……。

2017年7月5日水曜日

【上毛電気鉄道2015年6月】2017年にあらためて、Nikon Dfのこと


■2017年になってもNikon Dfが好きだ
おととしのいまごろは、Nikon Dfを使わせてもらい、上毛電気鉄道を撮っていた。そのときの写真はKindle電子書籍の『ぼろフォト解決シリーズ037 Nikon Dfで上毛電気鉄道を撮る! しみじみ鉄道写真家・秋山薫編』『ぼろフォト解決シリーズ060 Nikon Df 脱・初心者マニュアル』にまとめた。

その後も、ありがたいことにいろいろなカメラを使わせてもらっているのだが……Nikon Dfはやはりいいなあ、と思い出す。

2017年7月4日火曜日

【東武越生線撮影記事】オゴセ戦記2017梅雨(と、デジタルカメラの絵作りについてごにょごにょと)


■思い出しては東武越生線に
6月下旬のとある曇り空が広がる日曜日のこと。自宅を遅くに出て行ける場所を考えていて、東武越生線の高麗川橋梁のことを思い出した。八高線の入間川橋梁はしばしば行くから、たまにはちがう場所に行きたい。とはいえ、越生線「リバーサイド駅」だって似たような距離感だ。

2017年7月3日月曜日

【秩父鉄道撮影記事】デキ「あたり」の日


■秩鉄デキ運用が「大あたり」の日だった
ひさしぶりに秩父に行った。6月にも撮影に秩父に出かけていたものの、ここに記事にしていなかった。SLパレオエクスプレスの運行30周年記念のデフレクターの鳳凰の装飾も撮ったのだけど……。それでも、秩父鉄道は楽しいなあと思わされたのは、おそらく鉱石貨物列車を牽引するデキが、自分にとって、そしておそらく、大多数の鉄のお仲間のみなさんにも「あたり」だったから。最近は「どこどこ鉄道のなになに線のなんとか形」であるかどうかがわからない写真をおもに撮っているとはいえ、できれば好きな車両が来るほうが自分には気分が高揚する。そこんところはやっぱり鉄だからな。

日曜日もまず、SLパレオエクスプレス5001列車を待ち構えていると、対向でやってきたのはチョコバナナデキことデキ502。昨年以来、じつは目撃回数も少なく、撮影できていないのだ。まあその、今回もこれしか撮影できていないけど。

2017年6月25日日曜日

【西武多摩川線2010年】西武101系低運転台車と構内踏切


■もうひとつの「多摩川線」のこと
先日、東急池多摩線……いやいや、池上線と東急多摩川線に乗り、池上駅の構内踏切と7700系電車を撮った。そういえば、「別の多摩川線」の構内踏切のシーンを昔撮ったことを思い出した。あれはたしか、西武101系低運転台車(初期車)が最後の活躍をしていた2010年のこと。西武多摩川線の多磨駅でのようすだ。