2017年8月5日土曜日

【ぼろフォト解決シリーズ】『Nikon D5600 脱・初心者マニュアル』を発売しました


【お仕事のご紹介です】
 編集者の齋藤千歳さんと私ほかが制作し、Amazon co.jpで販売しているKindle電子書籍としておなじみ『ぼろフォト解決シリーズ・脱初心者マニュアル』の最新刊として『Nikon D5600 脱・初心者マニュアル』の発売を開始しました。全160ページで気になるお値段は880円! とお求めやすい価格も特徴です。スマートフォンに入れておけば撮影現場でも役立つかもしれません。

■書名:『ぼろフォト解決シリーズ104 絞り優先に挑戦し本格的な撮影をはじめる! Nikon D5600 脱・初心者マニュアル』
■著:秋山薫・楠田佳子・小山壯二・齋藤千歳
■編:秋山薫・齋藤千歳
価格:880円

スペシャルシーンモード:ハイキー

■D5600はこんなカメラ
 Nikon D5600は有効画素数2,416万画素のエントリー向け一眼レフです。エントリー一眼レフではありますが、D5000台はご存知のとおり、「エントリークラスとしては上位機種」といいましょうか、カメラとしての質感や操作テンポが決して劣るわけではありません。それなりの歯切れよさを持ち、得られる絵は上位機種と遜色ないカメラです。そして、D5600は小型軽量でタッチ&バリアングル背面モニターを備えているところが特徴。「ファインダーを見ながら背面モニターをタッチしてフォーカスポイントを移動させる」こともできるなど、歯切れのいい動作は使っていて心地よいカメラでした。さらに、特殊な画像効果である「スペシャルシーンモード」も、フォトレタッチソフトを使わずにカメラ内でさまざまな表現を得ることができて、楽しめます。電池の持ちもかなりいいところに驚かされます。

AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR

「HDR:より強め」が選べるようになりました

スペシャルシーンモード:シルエット

 カメラとしては、有効画素数約2,416万画素のニコンDXフォーマット(APS-Cサイズ)ローパスフィルターレスCOSMセンサーを搭載し、画像処理エンジンEXPEED 4を備えています。D7200などとこのスペックは数字上は似ていますが、今年のニコンのカメラはいずれも「撮って出し」でそのままでも鮮やかでメリハリのある絵を得られるのが特徴です。パソコン処理が得意ではない方にもおすすめでき、本格的な撮影にも向くカメラです。ニコンDXフォーマットのフラッグシップ機D500やD7500のような高速連写が得意とはいえませんが、上位機種にはないバリアングルモニターを活用して、家族や友人、パートナーとの楽しい写真に向いているのはもちろん、風景撮影などでベテランユーザーが「作品撮り」もできる実力を持っています。

AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR

AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR

■アプリなしで得られるぼけを楽しみたい
 D5600はニコンDXフォーマットのカメラですので、1インチセンサーの高級コンパクトデジタルカメラやスマートフォンよりもずっと大きなぼけをアプリなしで楽しむことができます。さらに、豊富な交換レンズを用いれば表現の幅を広げることができますね。ボディサイズが比較的コンパクトなので、大柄な超望遠レンズよりも小柄なレンズと組み合わせるほうが、撮影時のバランスはいいでしょう。そこで、D5600と似合いそうなレンズとして、AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G、AF-S DX Micro NIKKOR 85mm f/3.5G ED VR、AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VRのレンズレビューも設けました。

AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED

AF-S DX Micro NIKKOR 85mm f/3.5G ED VR

AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED


(以下はいつもと同じ「お約束」です)
■「絞り優先AE」を中心にしてカメラの使い方を覚えよう、という本です
 本書はこのD5600の使い方を解説するにあたり、「絞り優先AEを中心に用いながら、ユーザーのみなさんが自分のねらいに応じたどんな写真でも撮れるように」という意図で解説する一冊です。自分の操作にどういう意味があるかを理解することで、最終的にはカメラの使い方を通じて「写真の撮り方」を覚えてもらえればという思いがあります。もちろん、その結果として「自分には常時マニュアル露出がいい」「シャッター速度優先が合う」と読後にユーザーの方が思うならば、それでもかまいません。状況や撮影シーンごとに露出モードを使いわけなければいけないのではないか、と思っているビギナーの方も多いのかもしれませんが、そんなに律儀にある必要はないのです(使いわけてももちろんかまいません)。ねらい(撮影意図)に応じてユーザーが使いやすいものを選べばいいというのが正解でしょう。本書はそのひとつのヒントを説明しているといえばいいでしょうか。そのほか、スペシャルエフェクトモードなど、D5600の特徴的な機能の解説と、構図法の基本解説もあります。

■880円で好評発売中!
 全160ページで本書の価格は880円とお買い求めやすく設定しています。紙のA4変型サイズのムック本であれば、いまならそうですね……2000円以上の価格設定をせざるを得ないでしょうから。本書は電子書籍ですので収納場所も不要です。また、紙の書籍を電子化したわけではないので、スマートフォンやタブレット端末でもより読みやすいと思います。なお、ご購入いただいても紙の本が送られてくるわけではありませんので、くれぐれもご注意ください。スマートフォンやタブレット端末にKindleアプリを入れておくと、撮影現場で本書を参考に操作方法を探すこともできます。iOS、Android、あるいはパソコンのWindows OSやMac OSのいずれにも対応している無料のアプリケーションをインストールしていただければ、どれでもお読みいただけます。Kindle専用端末が必要なわけではありません。また、Kindle Unlimitedによる読み放題にも対応しております。D5600を持つみなさんの写真趣味生活がより楽しくなりますよう、筆者をはじめ制作者一同心より願っています。