2017年10月7日土曜日

【東急5050系PETIT撮影記事】青ガエル、雨の西武池袋線に(その2)


■途中下車したら雨脚が強くなった
雨の日の夜に副都心線から乗った西武線直通列車が、東横線90周年記念としてライトグリーンのかつての東急5000系電車(青ガエル)を模したラッピングの施された東急5050系5122編成だった。8両編成だから西武線内にはFライナー快速急行として来ることはないはずで、各駅停車としてそのうち見られるかな……と思っていたところ、久しぶりに乗った副都心線でいきなり引き当てたのだから、こりゃ我ながら「電車運」だけは強い。

そう思って、西武池袋線内で少しだけ撮るべく待ち構えた話の続きだ。雨脚は強いまま、ホーム端で待ち構えた。下り列車をときどき写して、信号表示が濡れた車体に反射するようすを見てしびれた。


■清瀬折返しはすぐ……のはず
きちんとダイヤを調べていないものの、経験上東横線内発清瀬行きのこの列車の清瀬での折り返しはすぐだ*。より遠方に行く客のためには、清瀬ではなくひばりヶ丘や東久留米で降りることをすすめる放送を車掌がするはず。というのは、清瀬では上り線ホームに入線するからだ。

■響け直角カルダン
待っていたのはせいぜい10分ほどか。遠くから雨をけちらすかのようにケロケロ、いやしずしずと青ガエルはやって来た。さすが直角カルダン駆動(←病気か俺氏)やべえ、カッコいいぞ!





持っていたレンスでは焦点距離が短くて、踏切の明かりに照らされるさまを撮るには遠い。そして、雨粒が反射したのはカッコいいけれど、車体のようすは隠れてしまった。雨の日の夜は特定編成をねらうものではないね。また晴れた日にねらってみるか! 

それにしても、このラッピングになにやら既視感があるのはなぜだろう。走ルンです車体に行うラッピングとしては、かつての山手線E231系に施された復刻調ラッピング電車もあったから、それか。それとも、緑色という点では京王8713編成高尾山ラッピング電車を思い出させるのかな。

■正面の検査表記にぐっときた
なお、この電車でもっとも私が気に入ったのは前面の検査表記だ。列車番号表示を模した「90」というステッカーの書体がナール(丸ゴシック)であることや「東横線90周年」のステッカーデザインも凝っているね。5050系電車(II)は尾灯が車体の端にあるところは「初代5000系」に偶然似ているのかも。こうなるとせつに願うのは、湯たんぽラッ(以下略)


*経験上東横線内発清瀬行きのこの列車の清瀬での折り返しはすぐだ:EXIFから見て清瀬着19時06分、折り返し清瀬始発19時10分の西武線内6711列車→6716列車。西武線内では列車番号表示は使用されないためか、往復とも表示は東京メトロ線内の列車番号であるB1713K→A1913Kの末尾13Kのままだ。ふだん、列車番号を見る習慣がなくていま気づいた。

【撮影データ】
Nikon D7200/AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR/RAW/Adobe Photoshop CC