2017年11月23日木曜日

【秩父鉄道鉱石貨物列車撮影記事】デキをねらいに


■SLパレオエクスプレスを追いかけるとデキを撮りづらい
先日の秩父行きの続きだ。鉱石貨物列車を牽引する電気機関車デキたちの「当たり日」だったとはすでに書いた。ここ数年、1000系電車が秩父路から姿を消してからは私はすっかりパレオをねらいに秩父に行くことが多く、そうすると必ずしも鉱石貨物列車の走る武川〜武州原谷(あるいは影森)にいるとは限らないので、パレオよりも電車を優先して撮影していたころよりも「デキ捕獲率」がよろしくない。まあこれはやむをえない。二兎を追うものは一兎も得ずというやつだ。


■今日はデキもねらうことに
そこで、この日はSLパレオエクスプレス5002列車は追いかけをしないことにした。鉄道移動での撮影で荒川橋梁を選んだということは、必然的にそうなる。なぜなら、休日は三峰口を14時21分に発車した後続の1542列車が長瀞で5002列車に追いつき、15時10分に先発する。その次の1544列車ではパレオを追い抜けない。そこで、パレオ通過後の鉱石貨物列車アワーを楽しもうという魂胆だ。

■デキ502もやってきた
とはいえ、この時期では西武直通列車の2本目であるS7列車が長瀞を出発する16時25分はもう日没の時間だ。いささか暗いなあと思いつつも、自分の趣味、あるいは精神衛生上必要な日没のころの列車を撮りたくて、西武直通列車や急行と交換する駅で待ち構えることにした。すると、ねらい通りにチョコバナナデキことデキ502が武州原谷を出てそろりそろりと勾配を下ってきた。



■対向列車も撮ってヲタ心を満たす
対向の鉱石貨物列車を牽引していたのはデキ506だった。電車や上り貨物列車をしばらく退避しているあいだに、三脚をセットしてライブビューに切り替え、ミラーアップと露出ディレーを用いてこちらもねらう。なんどもなんども同じ写真を撮っているとは思うけど、どうもときどきこういう写真をねらわないと、気持ちの整理ができないのよね。こまったもんだ。

【撮影データ】
Nikon D7200/Ai AF Nikkor 24mm f/2.8D, AI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>, Ai AF Nikkor 300mm F4 ED/RAW/Adobe Photoshop CC