2015年1月6日火曜日

【秩父鉄道6000系6003編成急行リバイバル撮影記事】急行『開運』号を撮る


■古参秩父党にはなつかしい『開運』号
三ヶ日のあいだの秩父鉄道の「主役」はSLパレオエクスプレスの冬期特別運行であったろう。だが、古参秩父党や私鉄ファンには見逃せない、次なる主役のこともここに記さねばなるまい。

なにを大げさな。そう、それは急行『開運』号だ。ここにお越しの鉄道趣味仲間のみなさんはごぞんじのとおり、新年の3日間は通常の急行『秩父路』号は、『開運』号として特別なヘッドマークを装備して走る。急行3号で秩父で下車した乗客は秩父神社の昇殿正式参拝に案内してもらえるそうだ。来年は乗ってみようかな。

さて、さる3日の秩父詣(神社には行きそびれたので、正確には秩父「鉄道」詣だ)では、日章旗と「秩父路初詣」ヘッドマークつきのSLパレオエクスプレスを撮るだけではなく、私はこの『開運』号のこともねらっていた。もちろん、忘れるはずはないさ! 

■辣腕な秩鉄「中のひと」だからきっと……
SLパレオエクスオレス5001列車を待っているあいだに、急行『開運』6号が上っていくのを見た。6号に充当されていたのは西武「快速急行」幕のような「ワンマン急行」幕の6002編成だった。ということは、本日運用入りしているもう1編成は、「秩父鉄道の辣腕な中のひと」のことだからおそらくアイツのはず。根拠などはない。でも、たぶんこの予想には自信があった。


SLパレオエクスプレス5002を荒川橋梁で狙ったあと、日没まではまだ時間があった。だが、この場所で急行列車はすでに撮影している。いくらなんでも......というわけで、私としてはたいへん珍しいのだが、SLパレオエクスプレス通過後すぐに河原から引き上げてしまった。三ヶ日は鉱石貨物列車も運休だったしね。

そして、日没ぎりぎりに撮れそうな場所といえばやはり、あの踏切ですな。私の読みが正しければ、次の急行8号には充当されるのはアイツのはず! 私が河原を引き上げたあともそこに居続けた同業者が複数以上いて、私のあとからこの踏切に来たひともいる。となれば、おそらくアイツがやって来る確率は高いと踏んだ。

いやまあ、そんなに力むことでもないね。それに、先日もSLパレオエクスプレス通過後のこのスジでアイツはやって来たし......。というわけで、日没ぎりぎりの時間に急行『開運』8号は急行リバイバルカラーの6003編成でやって来た。予想通りの展開だ。


■レトロモダンとはこういうことさ
なんとまあ。文字しか描かれていないじつにレトロなヘッドマークなのに。なんともモダンに見える気がするのは気のせいか。こういうものをレトロモダンというのだろうか。

私は生まれていなくて写真でしか見たことがないけれど、むかしの国鉄の急行列車のヘッドマークにも似ているし。西武新101系も、かつてのライバル路線でまさかこういうヘッドマークをつけて走るとは、思いもしなかっただろう。じつにじつにカッコよかったよ!

【撮影データ】
Nikon D2X/Ai AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>/RAW/Nikon Capture NX2

【1月4日追記】
えーと、急行『開運』号ヘッドマークは三が日だけかと思っていたら、4日も装備されていた。でも、おかげさまでたいへんありがたく撮影しましたよ。カッコよかったなあ! 動画まで撮っちゃった。